カテゴリ: 歌謡曲

 僕と同世代で僕と同じような音楽を聴いてきた人なら、あいみょんのような歌手の登場を待ち望んでいたはずだ。70年代にニュー・ミュージックと呼ばれ、一世を風靡した楽曲の多くは、メロディ・ラインに乗せる歌詞へのこだわりが半端ではなかった。そんなテイストがあいみょ ...

 お盆休みに入ると僕のような古い人間は、原爆や終戦の話題に目が行き、自ずと「昭和」を意識してしまう。自分なりに「昭和」をふり返ってみれば、それぞれの年代にテーマがあり、そのテーマを反映するアーティストがミュージック・シーンの象徴となっていたように思う。遡 ...

  ここで言う「なんでも歌える歌手」とは、ジャズやロック、演歌に至るまであらゆるジャンルを歌いこなすオールラウンダーのことではない。かっこつけた少年、悲劇の若者、お笑い芸人からアニメの主人公まで、要するにいろんなキャラクターの歌を歌える歌手のことを言う。 ...

80年代に№1アイドルだった松田聖子は、〝ぶりっ子〟と呼ばれていたが、60年代後期のガール・シンガーも負けてはいなかった。当時は抵抗なく聴いていたのだろうが、その過剰とも言える表現力は、いま改めて聴くとコミック・ソングのように聞こえる。これも時代の変化なんだ ...

  1970年代初頭は深夜放送中心に60年代に作られた「フォーク」と呼ばれるカテゴリが若者の間で人気を集めるようになった。中心にいたのは吉田拓郎と六文銭。アンドレ・カンドレから名を変えた井上陽水も頭角を現しつつあったが、当時は吉田拓郎のようなアイドルではなかっ ...

  1972年の歌謡界№1アイドルは女性・天地真理、男性・野口五郎だった。この年の5月に開催されたウエスタンカーニバルで、伊丹幸雄、田頭信幸、西城秀樹の3人がデビューする。デビュー当初は伊丹幸雄が頭一つ出た感じで芸能雑誌では野口五郎との対談記事などが掲載されたが ...

 1960年代後半にGSブームが終息すると、若者たちの間にはフォーク・ソングがブームとなり、1970年代初頭にかけて全国各地で活躍していたグループがラジオの深夜放送やローカル番組を通じて次々と頭角を現し始めた。60年代後期の代表格はメジャー・シーンを制覇したフォ ...

熱狂的なGSブームが去った1969年から次のアイドル・ブームが到来する1972年までの間、ミュージック・シーンは藤圭子、天地真理、小柳ルミ子などの女性歌手に人気が集まっていた。そんな中ラジオの深夜放送を中心に、ひときわ若者達の支持を集めていたアコースティック・ ...

今を遡る事半世紀前の1968年1月4日にオリコン・ランキングが登場したことは過日「昭和元禄歌謡曲爛漫」において記述したが、改めて1968年のチャートを見て目を引くのは海外の曲が2曲もチャート1位になっていることだ。その後10年間で海外の曲がチャート1位になるのは1971年の ...

〝ものまね〟といえば、1980後半~90年代にかけてフジテレビの『ものまね王座決定戦』でブームとなった清水アキラ・ビジーフォー(グッチ裕三・モト冬樹)・栗田貫一・コロッケの〝ものまね四天王〟が記憶に新しいが、1960年代から「ものまね番組」はお茶の間に人気があった ...

先日美容院で週刊誌を読んでいたら、レコード大賞が金で買われているという記事が載っていた。そろそろ大賞審査の季節らしいが、レコード大賞と聞いて真っ先に思い出すのが〝奇跡のカムバック〟と言われた水原弘だ。水原は1959(昭和34)年、「黒い花びら」で第1回レコード ...

吉田豪が、キョンキョンの本が面白いと言っていたので、早速彼女のエッセイ集「黄色いマンション黒い猫」を買って読んでみた。快適に読み進んでいたら「嵐の日も彼とならば」という章に来た。あれ、このタイトル、どこかで聞いた覚えがあるなと思って読んだら、彼女がデビュ ...

1968年という年は、日本においても世界においても、まさに真夏のように〝熱い〟一年だった。ベトナム反戦運動や公民権運動、五月革命、プラハの春などの世界的な動きの中で、我が国においても東大紛争や新宿争乱が起こった。そのエネルギーは政治的側面のみならず、文化や芸 ...

 マーク・カーランスキーは1968年を〝現代史の大きな転換点になった年〟と位置づけた。1968年はベトナム反戦運動や公民権運動の高まり、パリの五月革命、プラハの春など、世界中の普通の人々が時を同じくして体制に反対する行動を起こした、まさに〝世界が揺れ動いた〟激動 ...

僕は今まで人から頭が良いと言われたことがない。むしろ「アホ」「バカ」と言われ続けてきた。特に小学校の時は酷かった。成績は最低だった。弟が頭が良かったため両親は僕を完全に見放した。頭が悪くて勉強ができないことほど惨めなことはない。だから僕は不良の音楽と言わ ...

1961年度のミュージックライフ人気投票で女性歌手部門第1位は江利チエミ、そして男性歌手部門の第1位は守屋浩だった。1961年度といっても発表が3月号だから、〝1960年度の人気者〟といえるのだろう。守屋浩は、後に舟木一夫へと続く〝青春歌謡〟路線の草分けだった。彼の歌う ...

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