ゴールデン・シックスティーズの幕開けとともに、我が国のミュージック・シーンはカバー・ポップスの黄金時代を迎える。坂本九、森山加代子、パラダイス・キング、ピーナッツ等が大ブレイクすると、弘田三枝子、飯田久彦、スリー・ファンキーズ、中尾ミエ等がそれに続く。とりわけ1962年(昭和37年)は、ブームが頂点となり、当時洋楽の専門誌だった月刊ミュージック・ライフの表紙を、毎号カバー・ポップスのアイドル達が飾った。このブームは坂本九が「スキヤキ」で全米を制覇し、舟木一夫が「高校三年生」でデビューする1963年(昭和38年)の夏頃まで続いた。
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