「Time Is On My Side」を知ったのは中学1年生だった。何曜日か忘れたが、毎週夕方5時か5時半頃に10分か15分位の間、ポリドール・レコードの専属歌手が登場する歌謡番組があり、その番組に登場したザ・タイガースによって僕はこの曲を知った。「モナリザの微笑」がヒットしていた頃だったが、ジュリーはすでに指差しパフォーマンスをやっていた。だから彼の指差しパフォーマンスは「君だけに愛を」が最初ではない。    ザ・タイガースの「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」はサンケイホールでのライブ・アルバムに収録されているが、当時はLPなど買えるはずがなく、歌詞を覚えたかった僕は数年経ってローリング・ストーンズのシングル盤を買った。ミック・ジャガーが淡々と歌っているのがザ・タイガースとは対照的に感じた。この曲はタイガースの解散コンサートのオープニングに使われ、ジュリーがソロになってからもコンサートの定番で、CMにも使われていた記憶がある。ステージ映えするというか、なんともカッコイイ曲だ。