今日、元号が「平成」から「令和」に改まった。近年、年号を記載する時、西暦を用いるようにしているから、その意味では4月から5月に変わっただけなのかも知れないが、「昭和」から「平成」に変わった日と今日とを比較するとしみじみ有難さを感じる。昭和から平成に変わった日は、年商のほぼ倍の借金を相続し、妻は病のため子供を連れて実家に帰っていた。「昭和」と共に俺の人生も終わるのかと思ったものだった。当時から見れば、今こうして穏やかに「令和」を迎えているのは奇跡のようなものだ。そんな僕にとって「令和」のスタートに相応しい歌と言えば、なんといってもジュリーの「生きてたらシアワセ」。この曲は2007年のジュリーの誕生日にリリースされたアルバムのタイトル曲だが、2008113日に放送された「ジュリー三昧」でこの曲を紹介する時、ジュリーは何度も「有難い」と口にしている。まるで宗教家みたいだが、仏教徒の僕にはジュリーの言っていることが良く理解できる。僕はこの「生きてたらシアワセ」を聴くと、数年前奇跡的に巡り合った女性の事を想うが、ジュリーが対象としているのはきっとファンやスタッフの事なのだと思う。それにしてもここ数年、ジュリーと関係の深かったアーティストが次々とこの世を去った。加瀬さん、ムッシュ、イノやん、ユーヤさん、そしてショーケン。「昭和」を華々しく彩った彼らは、「令和」に辿り着くことが出来なかった。新しい元号を迎えて人それぞれの想いがあるだろうが、まずは平成から令和へ無事辿り着くことが出来たことに感謝したい。