熱狂的なGSブームが去った
1969年から次のアイドル・ブームが到来する1972年までの間、ミュージック・シーンは藤圭子、天地真理、小柳ルミ子などの女性歌手に人気が集まっていた。そんな中ラジオの深夜放送を中心に、ひときわ若者達の支持を集めていたアコースティック・グループの存在があった。トワ・エ・モア、シューベルツ、ビリー・バンバン、ソルティーシュガー、シモンズ、赤い鳥、ジローズ等で、中でもトワ・エ・モアや赤い鳥は、「エメラルドの伝説」で一躍ヒット・メーカーの仲間入りをした村井邦彦のプロデュースによるグループだった。またGS全盛時に「帰って来たヨッパライ」が大ヒットとなったフォーク・クルセダースの残党・はしだのりひこは、69年にシューベルツを結成し「風」が大ヒットすると、71年にはクライマックス、73年にはエンドレスとせわしなくグループを作り変え活動を続ける。とりわけクライマックスでは「花嫁」のヒットで紅白にも出場した。そんなクライマックスの2作目のシングル「ふたりだけの旅」のカップリングとなった「青空をつかまえよう」は今の季節にピッタリの曲だ。