オールディーズ・ファンなら誰もが知っているコニー・フランシスの「Im Gonna Be Warm This Winter」。この曲をカバーしたのが弘田三枝子で、タイトルは「思い出の冬休み」。原曲は「スキー場で出会った彼と恋に落ちて今年の冬は暖かい」というものだが、弘田三枝子のカバーはその出来事をすでに「思い出」にしてしまっている。というのも原曲のリリースは196212月で、ミコのカバーは19633月。この年を跨いだ微妙な時間差が、冬休みを「思い出」にしてしまったのだ。





またこの「Im Gonna Be Warm This Winter」はカイリー・ミノーグもカバーしているが、コンセプトはまさにクリスマス。



ところで「冬休み」はクリスマスとお正月を含むので、世間の人たちは楽しい「思い出」になるのかも知れないが、僕に限っては「冬休み」の楽しい思い出がまるでない。両親には悪いが、良い思い出として強いて上げるとするならば、
1961年のクリスマスに月刊「少年」1962年新年号を買って貰ったことぐらいだ。