オールディーズ・ファンなら誰もが知っているコニー・フランシスの「I’m Gonna Be Warm This Winter」。この曲をカバーしたのが弘田三枝子で、タイトルは「思い出の冬休み」。原曲は「スキー場で出会った彼と恋に落ちて今年の冬は暖かい」というものだが、弘田三枝子のカバーはその出来事をすでに「思い出」にしてしまっている。というのも原曲のリリースは1962年12月で、ミコのカバーは1963年3月。この年を跨いだ微妙な時間差が、冬休みを「思い出」にしてしまったのだ。
またこの「I’m Gonna Be Warm This Winter」はカイリー・ミノーグもカバーしているが、コンセプトはまさにクリスマス。
ところで「冬休み」はクリスマスとお正月を含むので、世間の人たちは楽しい「思い出」になるのかも知れないが、僕に限っては「冬休み」の楽しい思い出がまるでない。両親には悪いが、良い思い出として強いて上げるとするならば、1961年のクリスマスに月刊「少年」1962年新年号を買って貰ったことぐらいだ。
コメント
コメント一覧 (4)
誰が歌っているかを知らなければ、誰もが日本人が歌っていると言うんじゃないかと思うくらいの素晴らしい出来栄え。
以前きいた話によると、コニーの父が異国の地ではその国の言葉で歌い リリースする方針を打ち出したそうです。
コニーパパに感謝です。
小学生の頃この曲を聴いて「秋休み」と言う歌詞を奇異に思っていました。
長ずるに連れ、大学には「秋休み」があることを知り納得していたのですが、今回コニー・フランシス版を聴いてみて、完全に「夏休み」の話で秋・冬・春は出て来ないことがわかりました。
日本でのリリースは1962年10月ですが、「思い出の冬休み」と同じく季節を変えて「微妙な時間差」を調整したのですね。
1963年の正月の思い出は「凧揚げ」です。父に連れられて近くの中学校の校庭に行ったことを思い出しました。しかし、両親以外からはお年玉を貰えず、近所に親戚の居る友達を羨ましく思いました。
コメント有難うございます。
コニー・フランシスは日本語バージョンを沢山歌っていて、いわゆる日本びいきの歌手だと思っていました。
父上様の方針だったのですね。初めて知りました。貴重なコメント有難うございました。
コメント有難うございます。
確かに小学校では「秋休み」がないので、変な感じでしたね。私は勝手に秋の日曜日の事だと思うようにしていました(笑)。
初めて「凧揚げ」をしたのは小学校も高学年になってからだと記憶しています。
低学年の頃の思い出は、「まぼろし探偵」や「七色仮面」の凧が商店街にある玩具屋の店先を飾っていたのが記憶に残っています。