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僕にとって「エイトマン」の主役は関さち子だった。週刊少年マガジンで「エイトマン」の連載が始まったのが昭和38年20(5月12日)号。東探偵事務所の職員として関さち子は登場する。
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ちょっと気の強そうな、でも可憐で可愛いこの女の子が、次第に物語の中心になってくる。さち子は持ち前の気の強さで、窮地に陥ったエイトマンを助けようとする。
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親友のアイドル歌手・香山ミナが何者かに狙われているのを知ると、さち子は東探偵を自宅に招いて手料理でもてなす。
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東探偵の正体がロボットであることを知らない彼女は東探偵に惹かれていく。
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さち子はいろんな事件に巻き込まれていく。その度にエイトマンが彼女を助ける。黒い蝶スパイ団のドクター・ユーレイが仕掛けた中性子爆弾から危機一髪でさち子を救うエイトマン。まるでエイトマンはさち子のために戦ってるみたいだ。
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さち子は自らが思いを抱く東探偵がエイトマンであることを知らない。またエイトマンは自分が東探偵であることをさち子にだけは知られたくない。それ故にエイトマンは苦悩する。だが、ついにエイトマンはさち子にその正体を知られてしまう。
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その後、東探偵は二度とさち子の前には現れなかった。
エイトマンはアニメでテレビ放送されたが、何話目かでさち子にその正体がばれてしまう場面がある。だがその時は谷博士が彼女の記憶からその情報だけを消去してしまうという筋書きだった。
でも所詮は人間とロボット。いつかは別れるときが来るのだ。
そしてその別れがこの物語のラストシーンになった。